【私の仕事観】

『きっかけ』
私が医師になったきっかけは妹の病気でした。妹はある病気を生まれた時からかかえていました。両親は少しでも妹の病状をよくするために、よいと聞けば遠方の病院であっても通院したり、また様々な民間療法を試みたりと出来る限りのことを行っていました。両親の妹をなんとかよくしてあげたいという気持ちが、幼い頃の私にも痛いほどよくわかりました。

『芽生え』
大きくなっていくにつれ病気のために妹自身もとても悲しく辛い思いをしていました。そんな妹と両親をそばで見ていた私の心には「大きくなったら、妹や妹と同じような病気の人を治してあげたい。」という気持ちがいつしか芽生えるようになりました。

『考える』
それは私自身が成長していくにつれ、「妹や妹と同じ病気の人だけではなくもっとたくさんの病気で苦しんでいる人を助けたい、また病気の人のそばで心配な思いをされている方も救いたい。」と考えるようになりました。医師になって18年が経ちますが、今もこの気持ちを持って日々診療にあたっています。

『仕事』
私が医師として最も喜びを感じるのは、患者さんがよくなって患者さんとそのそばにいる方が笑顔をみせてくれることです。医師という職業は過酷ですが、患者さんとそばにいる方の笑顔とその時の達成感を得たいがためにこの仕事を続けることができていると言っても過言ではありません。

『お気持ち』
皮膚科・形成外科を受診される患者さんはかゆみ・痛みなどの症状だけではなく、直接目に触れる部位の疾患が多いため見た目のことも非常に気にされています。したがって、単に薬を出したり手術をするだけでなく、患者さんのお話をよく聞きお気持ちを汲み取った上で治療にあたることが大切であると考えています。

『目標』
また当たり前ではありますが、診療を行う上で患者さんには誠実に丁寧に親切に対応することを心がけています。そして、患者さんの抱えておられる苦痛や悩みが解消され笑顔になって前向きに明るく生活して頂くことが私の治療の目標です。